鎌倉会では、数年前より少しずつICT化を進めています。
今回は、その一部についてご紹介いたします!
現在かまくらでは、眠りスキャンを導入してセンサーでの睡眠状態を管理させて頂いています。

これは体動を感知し、睡眠状態、覚醒状態、起き上がりなどリアルタイムで把握できるシステムです。
導入してみて感じたメリットとしては、目視だけでなく警報とともに未然に事故や異変に気づくことができる、また睡眠を邪魔することなく休息をサポートできる等です。
その他にも、職員が状態を把握し情報共有する際にも視覚化したデータを元に分析を行ったり、傾向と対策について検討を行うことができるといった事も、質の高い介護を提供する為のポイントとなっていると感じています。

その他にも、バイタル測定ではBluetoothによりIpad上での記録ソフトと連動するタイプのものを使用しています。
これにより業務の効率化と皆様の健康状態を迅速に把握共有することができています。記録ソフトはIpadで食事や排泄、入浴や日常の出来事などを入力、スピーディーに他部署と情報共有することができる事が魅力です。

最近この時間の食事が取れていないですね?
など栄養士から声が掛かり原因と分析、対応に連携して繋げています。
ベッド周りについての紹介は、オスカーエアマットの使用です。
こちらの機器は自動体位変換機能付きのマットで、人の手で行うような体位変換が可能であることが魅力です。
また体圧分散性能で体圧を均一に分散できるといった面もポイントです。
まるでゆりかごのような柔らかい動きとなる為、ご使用されている入居者様は気持ちよさそうに眠っています。

他にもまだまだご紹介しきれないICTに関する機器がありますが、またの機会に紹介させて頂きます!
鎌倉会では効率的かつ安心・安全をモットーとしICT導入を行ってきましたが、それにより業務の効率化や、時短することができ以前よりも「すきま時間」を創出することができました。そこで創出された「時間」の活用方法についての職員アンケートを行ったところ、ご利用者様との時間に費やすことで導入前よりも寄り添う時間が多くなったとの声が多くありました。

コミュニケーションはやはり人間との触れ合いが一番大切となります。日々の関わりの中で、入居者様の些細の変化に気付くことができるとより良いケアに繋がっていきます。そういった気づきの時間を確保していくためにもロボット等のICT技術を上手に活用し、その効率をはかる事でこれからももっと皆様に寄り添える介護を目指していきたいと思います。