社会福祉法人鎌倉会における委員会活動、今回は「虐待防止委員会」について紹介します。
年度初めの委員会で、今年度は【言葉掛け】に着目し話し合いを進めました。
「言葉って・・良くも悪くも魔法だと思う。」
「同じ言葉でも相手を安心させたりもするし傷つけてしまう事もある。
同じ言葉をつかうならその人を笑顔にする言葉掛けがいいですよね。」
など様々な意見があり、活動開始からとても内容の濃い委員会がスタート。
それによって決まった虐待防止委員会 令和6年度の目標は、
◆虐待防止委員会
『あなたの言葉の先に笑顔はありますか?』
~言葉は魔法です。相手を笑顔にすることも傷つける事もあります。笑顔にできる言葉掛けをしていこう~
自分たちの言葉の先にいる方(入居者・職員)が笑顔でいられるような、そんな言葉掛けになっているか、言葉掛けによって「笑顔の魔法」がかかるような取り組みを委員会で積極的に行っていきたいと思う。
<職員への勉強会(不適切ケアに関する内容)実施>(8月度)
当委員会が主催となり8月に実施した勉強会では「職員の不適切な言動や行動について」事前アンケートを行って頂き勉強会に参加するといった方法で行ってみました。
Q.入居者様に対する言動・声掛け、気になる態度などはありますか?
あなたの心の声を聞かせてください。
A.「やって下さい」「できますか?」という言葉が上から目線に感じる
言動・声掛けよりも表情が暗くなっていて嫌そうに見えてしまう事に気を付けなければと思う。
などなど、職員達の心の声を聞くことができました。
職員達が不適切だと思う声掛けや態度などについて、特に多かった意見を取り上げ以下のような資料を作成しました。
「不適切だと分かっていたのになぜ言ってしまったのか?」「それは、どういった時に言ってしまったのか…?」などについて意見交換し、言い換えなどの方法で対策ができるのではないかなど他者の意見を実際に聞くことで職員間で理解を深めることができた。また委員会からは不適切な声掛けにならないための対策などについてアドバイスすることができた。
3月にもう1回目勉強会を行いますが、次回は実際に他の施設であった虐待の事例を取り上げて実施する予定です。