社会福祉法人鎌倉会が行っている委員会活動についてご紹介します。
前回は活動目的を紹介いたしましたが、今回は活動内容の一部を具体的に紹介させていただきます。
◆事故対策委員会
事故対策委員会では、令和7年度の年間目標を
「危険のサイン 感じた時こそ 報・連・相」
として活動しています。
まず最初に行うのは、年間目標を設定します。今年度は昨年発生した事故(転倒等)の統計を取り、半数近く同じような状況で発生する傾向がありました。その結果を踏まえ今年度目標を設定しました。
目標を設定するに当たり、他部署で起こった「事故」を共有し「自分たちの部署でも起こるかもしれない」と捉え、「危険サイン」を見落とすことなく情報共有を行うこと、
「うちの部署では〇〇があった後、
▲▲が起きたから〇〇があったら△△に気を付けたほうがいいかも!」
など、具体的な情報共有を職員朝礼時などに積極的に行い日常業務に行かせるような仕組み作りを行っています。
【事故対策委員会の主な活動】
〇毎月の委員会開催
〇ヒヤリ情報カード及び事故報告書の確認と評価
〇介護事故防止の基本活動の普及
・安全規則の順守
・危険発見活動
・正しい記録と情報共有分析
〇他職種の安全活動について研修検討
【勉強会の開催】*法人全職員を対象に数回に分け委員会が主催し、講師を務め、事故防止への啓発を行いました。
〇安全規則順守・・・
介護現場で起こる様々な事故のうち、最も過失が大きく、また防ぐべき事故とされるものが「職員のルール違反により起こった事故」と言われています。決められたルールには守るべき理由や根拠があることを理解していくことが必要であるということを改めて職員に周知しました。
〇危険防止・危険発見活動・・・
「ヒヤリハット活動」について ヒヤリハット記録を残し周知しているにもかかわらず、対応策が曖昧で繰り返し起こってしまうヒヤリハット。 これを踏まえ「事故防止の基本活動」と「ヒヤリハットの正しい方法」について周知しました。
【今後の活動について】 ルールを守り、身の回りの事故につながりやすい危険を改善していくことで、介護事故の防止に努めていけるよう活動を進めていきたいと思います!
~~研修の様子(おまけ)~~
勉強会終了時に簡単なアンケートと感想を提出していましたが、今年度からネット上で実施できるよう簡素化、ペーパーレス化に取組んでいます。今後は毎年行っている全職員対象の自主点検や職員アンケートにも活用予定です。